オーサリングツール アクセシビリティガイドライン 1.0 用チェックポイントリスト


W3C

オーサリングツール アクセシビリティガイドライン 1.0 用チェックポイントリスト

このバージョン[原文]:
http://www.w3.org/TR/2000/REC-ATAG10-20000203/atag10-chklist
(プレーンテキスト, PostScript, PDF)
この文書は、つぎの文書の付録である。
http://www.w3.org/TR/2000/REC-ATAG10-20000203
オーサリングツール アクセシビリティガイドライン 1.0 の最新バージョン:
http://www.w3.org/TR/ATAG10
編集者:
Jutta Treviranus - ATRC, University of Toronto
Charles McCathieNevile - W3C
Ian Jacobs - W3C
Jan Richards - University of Toronto

概要

この文書は、オーサリングツール アクセシビリティガイドライン 1.0 [ATAG10] の付録である。この文書は、オーサリングツール アクセシビリティガイドライン 1.0 のチェックポイントすべてを、優先度別に組み立てて、オーサリングツールの開発者のためのチェックリストとして列挙したものである。入門的な情報や、関連文書に関する情報、用語集、詳しい情報については、オーサリングツール アクセシビリティガイドライン 1.0 を参照されたい。この文書は、オーサリングツール アクセシビリティガイドライン 1.0 の代わりとなるものではない。

テーブル版のチェックポイント一覧表も利用可能である。

この文書の位置付け

この節は、公開時におけるこの文書の位置づけを説明したものである。他の文書がこの文書に取って代わることがある。この文書の最新の位置づけは、W3Cにおいて維持管理されている。

この文書は、オーサリングツール アクセシビリティガイドライン 1.0 の付録である。このガイドラインは、W3C会員およびその他の利害関係者によりレビューされ、ディレクターによってW3C勧告 (Recommendation) として公布されている。この文書は安定的な文書であって、参照素材として利用したり、他の文書から規範的リファレンスとしての引用に用いてもかまわない。

この文書[原文]の既知のエラーの一覧は http://www.w3.org/WAI/AU/ATAG-ERRATA で入手できる。この文書[原文]のエラーは wai-atag-editor@w3.org へレポートいただきたい。

この文書は、オーサリングツール アクセシビリティガイドライン ワーキンググループ (AUWG) により、ウェブアクセシビリティ イニシアティブ (WAI) の一部として作成されているものである。ワーキンググループの目標はAUWG憲章に論じられている。

現行のW3C勧告およびワーキングドラフトやノートを含むその他の技術文書の一覧は http://www.w3.org/TR で見ることができる。


序論

このチェックリストには、オーサリングツール アクセシビリティガイドライン 1.0 のチェックポイントが含まれており、オーサリングツールの開発者のためのチェックリストとして優先度別に組み立てられている。

チェックポイントの優先度

チェックポイントにはそれぞれ、優先度レベルがある。優先度レベルは、この仕様書の目標に沿う上でのチェックポイントのインパクトを反映している。この目標としては、つぎのものがある。

優先度レベルは以下のように割り当てられる。

[優先度 1]
目標に沿うためにそのチェックポイントが不可欠である場合。
[優先度 2]
目標に沿うためにそのチェックポイントが重要である場合。
[優先度 3]
目標に沿うためにそのチェックポイントが役に立つ場合。
[関連優先度]

ウェブコンテンツの生成や制作、チェックに言及するチェックポイントのなかには、複数の優先度をもつものがある。優先度は、ウェブコンテンツ アクセシビリティガイドライン (WCAG) 1.0 [WCAG10] における対応する優先度による。

例:

この文書にあるチェックポイントが WCAG 1.0 [WCAG10] を参照するとき、そのオーサリングツールによってサポートされ、あるいは自動的に生成されるコンテンツに言及する WCAG 1.0 チェックポイントだけが適用される。適用可能な WCAG 1.0 チェックポイントのなかには、(制作者の関与なしに)自動的に満たされるものがあるかもしれないが、プロンプトやドキュメンテーションの形式で、人間の判断やツールからのサポートを必要とするものもある。ツールが違えば、同じチェックポイントの満たしかたも違うことがある。

それぞれのチェックポイントの優先度レベルは、制作者が、必ずしもそのオーサリングツールの熟達したユーザであるとは限らないが能力のあるユーザではあり、またアクセシビリティの知識をほとんどあるいは全く持っていないという前提に基づいて選ばれている。たとえば、制作者は、ドキュメンテーションのすべてを読んでいるとは期待されないが、アシスタンス用の文書を活用する方法は知っているものと期待される。

優先度 1 のチェックポイント

関連優先度チェックポイント

註: これらは、ウェブコンテンツ アクセシビリティガイドライン [WCAG10] のチェックポイントへの参照によって処理されるべきものであり、3つの異なるレベルに沿うことがある。

優先度 2 のチェックポイント

優先度 3 のチェックポイント

参照資料

最新版のW3C仕様書については、W3Cテクニカルレポートのリストを参考にしていただきたい。

[ATAG10]
"Authoring Tool Accessibility Guidelines 1.0", J. Treviranus, C. McCathieNevile, I. Jacobs, J. Richards 編. 最新版は http://www.w3.org/TR/ATAG10 で入手できる。
[WCAG10]
"Web Content Accessibility Guidelines 1.0", W. Chisholm, G. Vanderheiden, I. Jacobs 編. 1999年5月5日. この勧告は http://www.w3.org/TR/1999/WAI-WEBCONTENT-19990505 である。「ウェブコンテンツ アクセシビリティガイドライン 1.0」の最新版は http://www.w3.org/TR/WCAG10/ で入手できる。

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